トランプを使ったゲームのひとつとして老若男女から人気の「ポーカー」は、家族や友達と、1度は遊んだことのあるゲームではないでしょうか。
実は日本人が親しんでいるポーカーは「ドローポーカー」と呼ばれるもので、リアルカジノやオンラインカジノで遊べる「ホールデム」とはルールが違います。
今回は、ドローポーカーの役の強さをはじめとする基本ルールを、オンライン上でポーカーを無料プレイできるサイトを使いながら解説します。
リアルカジノやオンラインカジノで楽しめるポーカーの「ホールデム」についてもご紹介するので、ポーカーにリアルマネーを賭けたいという方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
ドローポーカーとは
ポーカーにはさまざまな種類があり、日本で親しまれているポーカーと欧米で一般的なポーカーの種類は違っています。
今回ご紹介する「ドローポーカー」は、日本で広く普及しているタイプのポーカーなので、大多数の日本人が家族や友達と楽しんだことがあるはずです。
画像引用:トランプスタジアム
ドローポーカーの特徴は、最後まで誰も自分の手札を見せないという点で、その様子から「クローズド・ポーカー」と呼ばれることもあります。
基本ルールは後述しますが、5枚の手札のなかから「ワンペア」「ストレート」などの役を作り、相手の手札よりも強ければ勝ち、弱ければ負けというものです。
オンラインカジノで遊べるのはホールデム
日本ではポーカーというとドローポーカーが主流ですが、アメリカやヨーロッパでポーカーというと、ホールデムという種類のゲームを指すことが一般的です。
ホールデムも「相手よりも強い役を作る」という目的はドローポーカーと変わらないものの、中央に表示されたカードを、ディーラーやその他のプレイヤーと共有するという特徴があります。
画像引用:ミスティーノカジノ公式サイト
この画面だけを見ると、今まで「ポーカー=ドローポーカー」と思って遊んできた人は、どうやって勝ち負けを決めるのかわからないかもしれません。
オンラインカジノで遊べるポーカーは、ライブカジノも含めてほぼすべてホールデムなので、オンラインカジノポーカーを楽しみたいという方は、この後にご紹介するホールデムのルールをチェックしてみてくださいね。
ドローポーカーをオンラインカジノで遊べない理由
オンラインカジノの主流が、ドローポーカーではなくホールデムな理由は、主に以下の2点です。
- オンラインカジノはホールデムがさかんな欧米で運営されているから
- オンラインカジノのシステム上、ドローポーカーをプレイすることが難しいから
オンラインカジノは、カジノ合法国のイギリスやキュラソー、フィリピンなどに本社を置く会社が運営しているため、欧米のファンが遊びやすいゲームを導入しており、ポーカーはホールデムに偏っています。
また、ドローポーカーは複数人のプレイヤーが同時参加して役の強さを競うというシステムなので、接続などハード面の問題で課題が多く、採用しにくいという問題もあるのです。
ドローポーカーの基本ルールと役の種類
ここからは、ドローポーカーの基本ルールと役の種類を見ていきましょう。
まずはルールの概要をまとめました。
- プレイヤーは5枚のカードを受け取る
- カードの組み合わせでなるべく強い役を作る
- 1回だけカードを入れ替えることができる
- プレイヤー同士で役を比べて一番強い人の勝ち
決着は役の強さで決まるので、役の種類をある程度覚えておくことが大切です。
後ほど図解を交えながらゲームの手順をご紹介するので、その項目も参考にしてみてくださいね。
ハイカード
画像引用:トランプスタジアム
何の役もできていない状態のことを「ハイカード」、または「ブタ」といいます。
全員がハイカードだった場合は、一番強いカードを持っている人の勝ちです。
ワンペア
画像引用:トランプスタジアム
同じ種類のカードが2枚そろった状態のことを「ペア」といいます。
この画面では「6」が2枚そろっているため、「ワンペア」です。
ワンペア同士がそろった場合は、より数字が強いほうが勝ちになります。
ツーペア
画像引用:トランプスタジアム >
ペアが2つそろった状態の役を「ツーペア」といいます。
この画像の場合は、「5」と「10」のペアが1つずつあるため、ツーペアの成立です。
ツーペア同士で並んだときは、より数字の強いほうが勝ちになります。
スリーカード
画像引用:トランプスタジアム
同一のカードが3枚そろった状態を「スリーカード」といいます。
この画面ではQのスリーカードが成立していて、スリーカードはワンペア、ツーペアよりも強い役です。
スリーカード同士で並んだ場合は、より数字が強いほうが勝ちになります。
ストレート
画像引用:トランプスタジアム
5枚の手札が続き番号だった場合の役が「ストレート」で、「階段」ともいいます。
スリーカードよりも出現確率がグッと下がるため、非常に強い役です。
ストレート同士で並んだ場合は、はじまりの数字が高いほうが勝ちになります。
フラッシュ
画像引用:トランプスタジアム
数字は関係なく、同じ図柄が5枚そろった状態が「フラッシュ」といいます。
持っている数字がバラバラで、手札の3~4枚が同じ図柄だった場合に狙うと効果的です。
他のプレイヤーもフラッシュだった場合は、図柄はすべて対等な強さとみなされるため、ハイカードと同じように、より強い数字を持つほうが勝ちになります。
フルハウス
画像引用:トランプスタジアム
スリーカードとワンペアの組み合わせが「フルハウス」になります。
ストレートやフラッシュよりも出現する確率が低く、非常に強い役です。
フルハウス同士で決着をつける場合は、合計数で強いほうが勝ちになります。
フォーカード
「2222」や「JJJJ」のように、同じ数字が4枚集まった状態が「フォーカード」です。
1セットのデッキにある同一の数字を独占しなければならないため、とても珍しい役になります。
フォーカード同士で決着をつける場合は、より強い数字を持っているほうが勝ちです。
ストレートフラッシュ
先ほどのストレートとフラッシュの両方を兼ねた役が「ストレートフラッシュ」です。
たとえば「全部ハートで23456」「全部スペードで78910JQ」のような組み合わせがストレートフラッシュになります。
こちらも、もし他のプレイヤーと役が被った場合は、数字の強いほうが勝ちです。
ロイヤルストレートフラッシュ
すべて同一の図柄でストレートが成立していて、なおかつ数字の内容が「10JQKA」だった場合が「ロイヤルストレートフラッシュ」です。
ロイヤルストレートフラッシュが成立する確率は、以下のように計算できます。
- ロイヤルストレートフラッシュの組み合わせ(4)÷全組み合わせ(2,598,960)×100
この計算式を当てはめると、ロイヤルストレートフラッシュが成立する確率は、0.00015%です。
自分で成立させることはおろか、同席しているプレイヤーが役を成立させる場面を見ることすら難しく、1ゲームで他人と役が被ることはまずありません。
ゴルフのホールインワン、ボウリングのパーフェクトのようなものと考えるとよいでしょう。