麻雀でもっとも華やかな瞬間といえるのが「役満」を達成したときではないでしょうか。
麻雀のアガリのなかでとくに珍しい役が役満で、達成すると麻雀における最高得点が与えられます。
役満を完成させられる可能性はとても低く、他人の役満を目の当たりにできただけでもラッキーといえるでしょう。
日本国内における最高峰リーグの「Mリーグ」には、麻雀のトッププロが集っており、ハイレベルな対局が繰り広げられています。
今回は、2018~2022シーズンまでにMリーグで発生した役満の瞬間を振り返りましょう。
Mリーグで認められている役満の種類も詳しくご紹介します。
そもそも役満とは
麻雀は、手元の牌を組み合わせて役を作るゲームです。
トランプでいえば「ポーカー」を連想すればわかりやすいのではないでしょうか。
もっとも、麻雀はトランプよりも手元の牌の数が多く、図柄も豊富なため、より複雑で高度な役が成立する競技です。
今回の題材として取り上げる「役満」は、麻雀の役のなかでも最強の役で、達成すればほぼ確実に勝利できます。
役満の種類は1つではなく、有名なものでは「大三元」「国士無双」といった役があり、これらの用語は麻雀という枠組みを超えて、実社会で使われることもある言葉です。
役満を達成できる確率はとても低く、一説によると、全麻雀プレイヤーのなかで役満を経験したことのある人は40%にすぎないという話もあります。
とくにアマチュア同士の対局という場合は、対戦相手の役満を見られるだけでも、貴重な経験といえるでしょう。
ダブル役満・トリプル役満が出ることもある
トランプのポーカーで最強の手は「ロイヤルストレートフラッシュ」の1手だけですが、麻雀の役満にはいくつも種類があります。
そのため、理論上は1つの役満で複数の役満を達成できる可能性もあり、2つの役満ができて状態を「ダブル役満」、3つの役満ができた状態を「トリプル役満」と呼びます。
通常の役満を達成するだけでも非常に珍しいため、ダブル役満やトリプル役満を達成できる可能性はほとんどないでしょう。
しかし、達成した場合のリターンは大きく、ダブル役満は役満の2倍、トリプル役満は役満の3倍の点数を獲得できます。
Mリーグでは役満が多発している!
画像引用:Mリーグ公式サイト
Mリーグとは、8つの企業が4人の雀士を採用して団体戦を行う国内最高峰のリーグ戦です。
トップ中のトップが集まるリーグ戦というだけあり、ハイレベルな戦いが日常的に繰り広げられており、珍しいはずの役満も多発していますよ!
Mリーグの優勝賞金は5,000万円と超高額なので、超一流の雀士が真剣勝負を行っています。
その緊張感のなかで達成する役満は、格別なものになるはずです。
Mリーグの様子はABEMAやU-NEXTで配信されているため、ぜひ役満達成の瞬間を振り返ってみてくださいね。
Mリーグで認められている役満の種類
Mリーグで認められている役満は、以下にリストアップした12種類です。
- 天和◎
- 地和◎
- 国士無双
- 四暗刻◎
- 大三元
- 緑一色(緑發が入っていなくてもよい)
- 字一色
- 小四喜
- 大四喜
- 清老頭
- 四槓子
- 九蓮宝燈◎
※◎は門前役満による
以上の役満を達成した場合、親なら48,000点、子でも32,000点を獲得できます。
次の項目では、実際にMリーガーが達成させた役満の瞬間をプレイバックしていきましょう。