Bally’s社がGamesys社を買収!オンラインカジノ発展の布石として大注目

2021年3月24日、ランドカジノの運営会社として有名なBally’s社が、ベラジョンカジノの運営元として知られるGamesys社を買収したというニュースが飛び込んできました。
買収額は驚愕の20億ポンド(約2,650億円)という超巨額であり、ランドカジノがオンラインカジノの存在を非常に強く意識していることが分かります。

 

これまでは「ランドカジノとオンラインカジノは別物」というイメージが根強く残っていましたが、この買収によって何らかの変化が生まれるのでしょうか?
オンラインカジノのさらなる普及や発展を見込めるのかどうか、詳しく分析してお伝えします。

 

買収するBally’s社とGamesys社はどのような会社なのか

まずは買収を行うBally’s社と、買収される見通しとなったGamesys社はどのような会社なのかをご紹介します。
いずれもカジノ業界においては非常に有名な企業同士であり、今回の買収は業界全体を驚かせるビッグディールと言えるでしょう。

 

買収するBally’s社とは

画像引用:Bally’s社公式インスタグラム

 

Bally’s社は、ラスベガス・ストリップ地区にあるカジノを含む有名ホテル「Bally’s(バリーズ)」を運営することで有名な企業です。
1986年にホテル名をMGM GrandからBally’sに改称して以降、一貫してBally’sという名称を使い続けているため、ラスベガスを訪れたことのある方ならホテルの存在をご存知かもしれません。
敷地内にはテニスコートやプールが備えられていたり、数々のショーも実演していたりするなど、ラスベガスを代表するカジノ施設のひとつです。

 

Bally’s社はこれまでも積極的なM&Aを実施しており、北米市場において急成長中である「MLF社」の買収も発表しています。
MLF社はファンタジースポーツを運営する北米で第3位の企業であり、この買収によってBally’s社はスポーツベット分野を強化することに成功しました。

 

買収されるGamesys社とは

Gamesys社は、マルタ共和国に本社を置くオンラインカジノの運営会社であり、ロンドン証券取引所に上場するほど社会的信頼の高い企業でもあります。
日本国内でも有名な「ベラジョンカジノ」を運営していることでも知られており、こちらもカジノ業界において非常に有名な企業のひとつです。

 

新型コロナ発生後の2020年3月には株価を500ポンド程度にまで下げましたが、その後は株価を上昇させており、2021年4月7日現在は1,934ポンドにまで資産価値を急上昇させています。
Bally’sによる買収が話題に上った後も安定して株価を上昇させているため、今回の買収劇はGamesysへの投資家からも歓迎されているものと考えて問題ないでしょう。

 

Bally’s社によるGamesys社買収の詳細

2021年3月24日、Bally’s社がGamesys社を総額20億ポンド(日本円で約2,650億円)で買収することに合意したという報道が流れました。
Bally’s社がGamesys社の株式を1株あたり18.50ポンドで買収するという条件であり、Gamesys社の株式30.7%を保有する創設者や経営陣は、この買収を既に受け入れているというものです。

 

この合併によって、Gamesys社の現最高経営責任者のリー・フェントン氏が最高経営責任者として残り、同じくGamesys社の取締役2名が新会社の取締役会に加わると言います。
また、Bally’s社の最高経営責任者であるジョージ・パパニエ氏も取締役会に残り、Bally’s社が経営するランドカジノの運営業を継続し行う予定です。
Gamesys社はランドカジノからの経済的利益を、一方でBally’s社はGamesys社が持つテクノロジープラットフォームからの経済的利益を得られるものと考えられています。

 

この合併に関し、Bally’s社の取締役会長であるキム・スー氏は「統合されたオムニチャンネルの主要なゲーム会社になるための旅の中で、記念すべき変革の一歩になると信じています」と説明しました。
また「Gamesys社の実績あるテクノロジープラットフォームとBally’s社が提供する米国市場へのアクセスを組み合わせることで、オンライン市場における高成長の機会を活用できる」とも述べています。

 

つまり、これまで伝統的なランドカジノの運営会社として実績を残してきたBally’s社が、オンラインカジノの運営に本格参入する意思を持つものと考えられます。
合併後の新会社にGamesys社の取締役が多く残留することからも、ランドカジノがオンラインカジノを重視していることが分かり、オンラインカジノは今後数年でさらに普及することでしょう。

 

Bally’s社の買収によってオンラインカジノ業界はどのように変化するのか

今回のBally’s社によるGamesys社の買収は、オンラインカジノ業界にどのような変化を与えるのでしょうか。
これまでランドカジノとオンラインカジノは別物という考え方が主流でしたが、双方の間にある壁は今まさに壊されようとしています。
今後数年で考えられるオンラインカジノ業界の進化と発展について、今後の展望をまとめました。

 

コロナの影響で魅力的なコンテンツが増加する

Bally’sがオンラインカジノの運営にシフトする理由として、新型コロナウイルスの蔓延による影響は無視できません。
ラスベガスをはじめマカオやシンガポールといったカジノで栄えた国々・地域が旅行者を取り込むことができず、これがランドカジノの経営を圧迫していることは間違いないでしょう。
一方のオンラインカジノは巣ごもり需要も高く、コロナによる悪影響に苦しむどころか、多くの新規ユーザーを獲得することに成功しています

 

コロナによる影響を受けたランドカジノがオンラインカジノ業界へと参入することにより、多くの資金が投下され、より魅力的なコンテンツが増加する可能性は非常に高いでしょう。
ランドカジノの技術やノウハウを生かしたコンテンツがオンラインカジノに追加されると、これまでには無かったゲームや演出をオンラインカジノで楽しめるようになるはずです。

 

オンラインカジノの信頼度が高まりプレイヤーが増加する

オンラインカジノを楽しむにあたり、特に懸念されるのが「安全性」や「信頼性」ではないでしょうか。
結論として、海外で運営されているオンラインカジノに日本から参加することに違法性はありませんが、賭博罪に問われる心配が無いのか、犯罪に巻き込まれるリスクが無いのかといった疑問を抱いている方は多いはずです。
しかし、Bally’sのような深い歴史を持つ企業がオンラインカジノ業界に参入することにより、オンラインカジノ全体の信頼度が高まり、プレイヤーが世界各地で増加するものと考えられます。

 

一流のランドカジノを経営する企業によって運営されているオンラインカジノなら、違法性について心配する必要はありませんし、詐欺に巻き込まれる可能性もありません。
これまでは各オンラインカジノが持つライセンス等の情報からサイトの安全性を判断する必要がありましたが、今後は安全なオンラインカジノを見分けることがさらに容易になることでしょう。

 

 

魅力的なロイヤリティプログラムが増える確率が高い

オンラインカジノの中には、ユーザーの利用金額や頻度に応じて特典をプレゼントする「ロイヤリティプログラム」を採用しているサイトがあります。
現在のロイヤリティプログラムは、サイト内で使えるボーナスの提供や手数料の減額といった特典が主流ですが、この内容が豪華になる確率も高いのではないでしょうか。

 

たとえばBally’sの場合は、運営するオンラインカジノで実施するロイヤリティプログラムの一環として、ラスベガスにあるBally’sへの招待といった特典を提供する可能性もあります。
すでにいくつかのオンラインカジノでは、ランドカジノへのVIP扱いでの招待といった特典を付与していますが、こういったサービスの内容や質がさらに向上することもあるはずです。

 

 

ライブカジノが強化される可能性もある

画像引用:ベラジョンカジノ公式サイト

オンラインカジノでは、ディーラーと中継を結んでテーブルゲームを楽しめる「ライブカジノ」が主流になりつつあり、人気を集めています。
本家本元のランドカジノとオンラインカジノが重ね合わせることによって、ライブカジノがさらに強化され、より魅力的なコンテンツへと発展する可能性もあるのです。

 

現在のライブカジノでは、ソフトウェアプロバイダが採用するディーラーがゲームを仕切っていますが、今後はランドカジノで働く本物のディーラーとゲームを楽しめる可能性もあります。
VRをはじめとする先進技術との組み合わせることで、まるで現地にいるかのような感覚でライブカジノに興じられる未来は、もうすぐそこまで来ているのかもしれませんね。

 

日本国内でも普及・需要は高まる見込み

いわゆるカジノ法案の成立によって、日本国内にも数年以内にランドカジノが誕生する確率が高まっています
今後はカジノ(IR)についてポジティブな報道が増える可能性もあり、入場料なしで日本全国から参加できるオンラインカジノへの注目度は自ずと高まる見込みです。

 

今回買収されるGamesys社が運営しているベラジョンカジノでは、CS放送等へのCM放映にも積極的であり、カジノに興味を持っていなかった層を新規顧客に取り込むことにも成功しています。
多くの日本人プレイヤーがカジノ市場に参入することで、日本人向けのコンテンツやサービスが増加し、より楽しくて魅力的なサービスが増えていくでしょう。

 

まとめ

2021年3月、ランドカジノの運営会社であるBally’s社が、ベラジョンカジノ等のオンラインカジノを運営するGamesys社を総額20億ポンドで買収・合併するとの報道が流れました。
背景にはコロナ禍によるランドカジノの売上減があると考えられ、かつて無かった資本がオンラインカジノに投入されることによりオンラインカジノの魅力が増し、さらに需要を拡大させるものと考えられます。

 

ランドカジノがオンラインカジノ業界に本格参入することにより、新しいコンテンツの誕生や、オンラインカジノ業界全体の信頼性アップといった多くの効果を見込めます。
ランドカジノ誕生を間近に控えた日本にも大きな影響が及ぶことは確実で、今回の買収を機に新規ユーザーがさらに増加し、オンラインカジノの魅力が増す可能性は高いでしょう。