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MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)は、eスポーツで使われるゲームジャンルのひとつです。
最近のeスポーツブームのなかで頻繁に耳にするようになった言葉ですが、MOBAがどんな内容のゲームなのかわからないという方は多いかもしれません。
そこでこの記事では、MOBAの特徴やゲームの流れを解説し、トッププレイヤーに求められるセンスもご紹介します。
巨額な賞金を用意した大会が開催されている有名タイトルもリストアップするので、気になるゲームを見つけたら、今すぐMOBAにチャレンジしてみましょう!
目次
MOBAとは
画像引用:STEAM公式サイト
MOBAとは、マルチ・プレイ・オンラインバトル・アリーナの略です。
3対3や5対5といった人数でそれぞれのチームにわかれ、敵の拠点を制圧することを目的に戦います。
個人で状況を打開する能力も求められますが、仲間との協力が不可欠なので、綿密な戦略を立てることが大切です。
MOBAは、しばしば将棋との共通点が多いと指摘されています。
対戦相手を倒すために練った戦略が上手くハマらないケースがあることや、刻々と変化する状況に応じて戦略を編子する必要に迫られることが、将棋とMOBAが似ているといわれる理由です。
MOBAとRTSの違い
画像引用:Age of Empires YouTubeチャンネル
冒頭の画像は、RTS(リアルタイムストラテジー)というジャンルのゲームで有名な「Age of Empires」の画面です。
RTSというジャンルは頻繁にMOBAと混同されますが、この2つには、明確な違いがあります。
MOBAはチームや部隊の一員として攻撃を担当しますが、RTSではプレイヤーがマップ上のキャラクターを操作して勝利へと導きます。
意思をもつキャラクターの一人としてゲームを進めるのがMOBA、指揮官のような立場で部隊全体の行動を操作するのがRTSと考えましょう。
個性豊かなキャラクターを使えることがMOBAの特徴
画像引用:Heroes of the Storm公式サイト
冒頭の画像は「Heroes of the Storm」に登場するヒーローの一部です。
MOBAは一人のキャラクターになり切って行動するゲームという特性上、メーカーはキャラクターの造形にこだわることが多く、個性豊かなキャラクターが多数登場します。
高い防御力で見方を守る「タンク」、一撃必殺を狙う「アサシン」、体力回復を担当する「サポート」など、それぞれが担う役割もキャラクターによって異なります。
ゲームをプレイするごとにキャラクターを変更すれば、同じ敵と対戦する場合も自分自身がとるべき戦略が変わるため、やり込み要素が強いのです。
MOBAがゲーマーから支持されている3つの理由
MOBAは、eスポーツの種目のなかでも、とくにゲーマーからの支持が厚いゲームです。
その理由は、主に以下の3点に隠されています。
- 課金の影響をほとんど受けない
- プレイヤーの実力が結果に反映されやすい
- 観戦するだけでも楽しめる
それぞれを詳しく解説しましょう。
課金の影響をほとんど受けない
プレイヤーの強さを左右する要素のひとつに「課金」があります。
eスポーツで活用されるゲームは「基本プレイ無料」で配信されることが多いのですが、これでは当然メーカーが利益を上げられません。
そこで登場するのが課金で、課金をしたユーザーは優秀なキャラクターをそろえたり、いい武器を集めたりしやすくなります。
つまり、ゲームにたくさんのお金をかけられる人ほど強くなりやすいというのが昨今のゲーム業界の流れですが、MOBAは課金による強弱が付きにくい仕組みに仕上げられることが一般的です。
課金で変えられるのはコスチュームの種類などに限られ、ゲームバランスが崩れにくいように設計されています。
プレイヤーの実力が結果に反映されやすい
前述した課金による影響の少なさに加えて、キャラクター同士の力差が少ないため、プレイヤーの実力が結果に反映されやすいことも、MOBAの特徴です。
キャラクターがもつ性能の差だけで、上級者が初心者に敗れてしまうことが少なく、公平性が確保されています。
この特徴は「最強の編成を組むことが難しい」ともいいかえられるでしょう。
いわゆるテンプレによる編成が乱立することが減り、いつも新鮮な気持ちで遊べることもMOBAの魅力です。
発売から10年近くが経過してもファンが減らないゲームが多い背景には、こういったメーカー側の工夫が見え隠れします。
観戦するだけでも楽しめる
MOBAはエンターテインメント性の高いゲームであり、基本ルールを把握すれば、他人のプレイを眺めているだけでも楽しめます。
純粋にMOBAをプレイする層ばかりでなく、視聴や応援を専門とする層からも支持されるMOBAは、もっともスポーツ的なゲームといえるかもしれません。
MOBAのトッププレイヤーに求められるスキル
すでにMOBAにハマっている人のなかには、「MOBAでもっと上手くなって賞金を稼ぎたい」「MOBAをきっかけにプロゲーマーになりたい」という野心をもつ人も多いはずです。
以下のスキルをもつ人ならば、MOBAのトッププレイヤーへと成長することも夢ではありません。
- さまざまな情報を収集するための視野の広さ
- スクランブルな状況を切り抜ける判断の速さ
それぞれを詳しく解説します。
さまざまな情報を収集するための視野の広さ
MOBAをプレイする際は、マップ上をくまなく見渡したうえで、今が攻めるタイミングなのか、それとも守りを固めるタイミングなのかを的確に判断しなければなりません。
そのためには、できるだけ短い時間で、マップ上の情報を収集する能力が必要不可欠です。
そこで重要になる要素といえば「視野の広さ」でしょう。
プレイ中はどうしても自分が操作するキャラクターの近くにばかり注目してしまいますが、間接視野を使って、それ以外の場所の情報も仕入れることが重要です。
それにより、展開が変化したときも、速やかに最適な行動をとりやすくなります。
スクランブルな状況を切り抜ける判断の速さ
とても多くのヒーローが密集することが多いMOBAでは、果敢に戦い続けるだけではなく、状況に応じて退避を決断することも大切です。
しかし、これも決して簡単なものではなく、どのルートを通れば、安全かつ確実に切り抜けられるのかを瞬時に判断しなければなりません。
敵に囲まれたときに、ダメージを最小限に抑えて離脱する技術や、敵の接近を察知して、いち早く非難する技術も身につけましょう。
ときには事前に決めていた戦術・戦略の継続を取りやめて、そのタイミングで最適な洗濯へと切り替える判断力が、ゲームの結果を左右します。
MOBAをプレイする際の基本的な流れ
MOBAにはさまざまなタイトルがありますが、基本的な流れは、どのタイトルを選んでも以下のように似通っています。
- キャラクター(ヒーロー)の選択
- 序盤の流れ
- 中盤の流れ
- 終盤の流れ
詳細を簡単に解説しましょう。
キャラクター(ヒーロー)の選択
まずは、自分自身が操作するキャラクターを選びます。
選ぶキャラクターによって個性がまったく違うため、操作するのが得意なキャラクターをいくつか作っておくといいでしょう。
ただし、同一チームではキャラクターを重複して選べないというルールが設けられることが普通です。
自分が操作する予定だったキャラクターが、別のチームメイトに使われてしまう可能性があることに注意しましょう。
序盤の流れ
選んだキャラクターはゲームのなかで成長していくので、序盤は主に育成を重視します。
いわゆる「ザコキャラ」を倒して経験値を獲得したり、お金を稼いで武器や防具をそろえたりしましょう。
使い慣れていないキャラクターを選んだ場合は、この段階で操作感を知っておきます。
中盤の流れ
弱い相手と戦ってレベルを上げ、武器や防具がそろいはじめると、スキル(必殺技)を編み出せるように成長します。
同等のレベルまで育ったキャラクターが味方にいる場合は、味方とタッグを組んで、対戦相手とのバトルに発展することもあるフェーズです。
終盤の流れ
チームメイト全員がレベルの高いキャラクターを育成できたら、全員で力を合わせてミッションクリアを目指します。
MOBAの最終目標は、相手陣地の奪取、あるいは相手部隊を全滅させることなので、5対5のバトルが発生しやすくなるフェーズです。
MOBAのタイトルが多いハード
MOBAには、ひとつの画面で同時に多くのイベントが発生するという特徴があるため、処理能力の高いハードが必要です。
そのため、これまではPCやPS4・PS5、Xbox Oneといったスペックの高いハードを対象とするゲームが主流でした。
しかし最近では、ポータブルゲームやスマホの性能が劇的に向上したため、スマホ向けのMOBAも増えてきています。
このあと詳しくご紹介しますが、ポケモンの新作として誕生した「Pokèmon UNITE」も、Nintendo SwitchやiOS、Androidを対象としたMOBAです。
eスポーツ界で話題のMOBA3選
MOBAはeスポーツ界隈でも話題のジャンルということもあり、たくさんの競技人口を誇るゲームが目白押しです。
今回はそのなかから、とくに注目度が高く、大規模な大会も開催されている以下の3タイトルをピックアップしました。
- Dota 2
- Pokèon UNITE
- League of Legends
それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
Dota 2
画像引用:Dota2公式サイト
MOBAというジャンルを確立したゲームともいわれるのが、Dota2です。
2つのチームが5対5にわかれてバトルを繰り広げ、敵の本陣を先に破壊したチームが勝利します。
特徴的なのは賞金の多さで、2019年に行われた世界大会の優勝賞金は、15,629,870ドル(約17億円)でした。
Pokèon UNITE
画像引用:Pokèon UNITE公式サイト
日本が誇る国民的アニメ・ゲームの「ポケモン」最新作が、MOBAで登場しました。
プレイヤーはマップ上に出現する野生のポケモンを倒し、10分間の時間制限のなかでより多くのポイントを稼いだチームが勝利します。
今後、大規模な世界的イベント・大会が開催される可能性は十分にあるでしょう。
League of Legends
画像引用:League of Legends公式サイト
リーグ・オブ・レジェンドは、世界でもっともプレイヤー人口が多いともいわれるMOBAです。
プレイヤーが操作するキャラクターの「チャンピオン」は150種類以上と豊富で、個性的なキャラクターを自由に操作できます。
2018年に韓国で開催された大会の賞金総額は、645万ドル(約7億2千万円)でした。
まとめ
MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)は、eスポーツの全種目のなかでとくに話題性が豊かなジャンルのゲームです。
プレイヤー人口の多さに比例して、視聴者数が多いこともあり、過去には日本円で17億円以上の優勝賞金を提供する大会も開かれました。
最近では「ポケモン」の新作ゲームがMOBAとして登場したことも話題になり、その注目度はさらに高まり続けています。
MOBA攻略に必要な「視野の広さ」と「判断力」に自信がある人は、ぜひ基本プレイ無料のゲームから試してみてはいかがでしょうか?