競馬の複勝転がしとは?買い方やメリット・注意点、アレンジ法もご紹介

 

ネガティブなイメージを持たれやすいギャンブルのなかでは市民権を得ており、趣味として公言する人も多いのが、競馬です。
競馬の賭け方でもっとも当たりやすいものといえば「複勝」ですが、オッズが低いという欠点があり、有効な賭け方を見つけられない方が多いかもしれません。

 

そんな複勝を利用した競馬攻略法が「複勝転がし」です。
今回は、複勝転がしの買い方やメリット・注意点を、そもそも「複勝とはなにか」という基本から詳しく解説します。
複勝転がしのアレンジ版ともいえる「金丸法」とあわせて知ることで、賭け方の幅が劇的に広がりますよ!

 

そもそも「複勝」ってなに?

 

複勝とは競馬の賭け方のひとつで、正式名称を「複勝式」といいます
複勝は、予想した馬が3着以内に入れば当たりとなるため、的中する確率がとても高い買い方です。
複勝と同じように1頭の馬を予想する買い方に「単勝」がありますが、これは予想した馬が1着にならなければ外れてしまいます。

 

複勝は競馬だけでなく、競艇(ボートレース)やオートレースなどのギャンブルにも採用されている賭け方です。
いずれのギャンブルでも難点といえるのが、当たりやすさと引き換えにオッズが低くなることでしょう。
単純に複勝へ賭けているだけでは回収率を高められないので、攻略法とあわせて買うことがオススメです。

 

複勝の的中条件は変わることがある

複勝は、出走する馬の数によって的中条件が変わったり、そもそも発売されなかったりすることがある馬券です。
条件を誤解したまま購入すると、大失敗をする恐れがあるので、まずはJRA(日本中央競馬会)が定めているルールを確認しておきましょう。

 

出走する馬の数

的中の条件

4頭以下

発売されない

7頭以下

2着までが的中

8頭以上

3着までが的中

 

JRAはほとんどのレースが8頭以上で行われるため、原則として複勝で勝った馬が3着以内に入れば当たりと考えて大丈夫です。
しかし、もし7頭以下で行われるレースの場合は条件が厳しくなり、予想した馬が2着以内に入る必要があります。
また、4頭以下のレースでは発売されません。

 

複勝を使った攻略法「複勝転がし」を徹底解説!

ここからは、複勝を利用した競馬攻略法「複勝転がし」について徹底解説します。
まずは、複勝転がしの基本的なやり方をリストアップしました。

 

  • 複勝に好きな金額を賭ける
  • 当たった場合、前回の賭け金と利益全額を次の複勝に賭ける
  • 目標金額に到達するまで繰り返す

 

この3つを繰り返すだけなので、とてもシンプルで簡単な攻略法ですよね。
単独で見ると、本命馬に賭けた場合の複勝のオッズは1.1倍~1.3倍程度です。
しかし、複勝転がしを活用して賭けることにより、数十レース後には元の資金を数十倍に増やせますよ。

 

複勝転がしの結果をシミュレーション

それでは、実際に複勝転がしを成功させた場合はどの程度の利益を出せるのかシミュレーションしてみましょう。
以下は、2021年8月8日に行われたレパードステークスの最終オッズです。

 

画像引用:JRA公式サイト

 

1番人気メイショウムラクモの複勝は、1.3~1.6倍という結果に落ち着きました。
複勝は、2着以下に入る馬との組み合わせや、票数に応じて配当が変動します。
メイショウムラクモの複勝を買って的中した場合、もっとも低い配当が1.3倍で、もっとも高い配当が1.6倍です。

 

レース結果を見てみましょう。

 

画像引用:JRA公式サイト

 

期待どおりの強さを見せたメイショウムラクモが1着で、複勝の配当は150円(1.5倍)でした。
仮にメイショウムラクモの複勝に1,000円を賭けていた場合、1,500円の払戻金が手に入ります。
複勝転がしでは、この払戻金を次のレースに全額つぎ込むというのが基本です。

 

この調子で配当1.5倍の複勝を当て続けた場合、どれくらいの利益が出るのかシミュレーションを続けてみましょう。

 

レース数

配当

賭け金

払戻金

合計の収益

1

1.5倍

1,000円

1,500円

500円

2

1.5倍

1,500円

2,250円

1,250円

3

1.5倍

2,250円

3,375円

2,375円

4

1.5倍

3,375円

5,062円

4,062円

5

1.5倍

5,062円

7,593円

6,593円

6

1.5倍

7,593円

11,389円

10,389円

7

1.5倍

11,389円

17,083円

16,083円

8

1.5倍

17,083円

25,624円

24,624円

9

1.5倍

25,624円

38,436円

37,436円

10

1.5倍

38,436円

57,654円

56,654円


※端数はすべて切り捨て

 

10レースすべてを連続で的中させた場合、わずか1,000円だった元の資金が、57,654円にまで増えています。
的中率が高く、配当が低い複勝を利用したとしても、100円の万馬券を5回当てるよりも多く稼げることがわかりました。

 

複勝転がしの的中率を上げる3つのテクニック

複勝は的中する確率の高い賭け方ですが、闇雲に賭けているだけでは当たりません。
複勝転がしで利益を出すためには、複勝を使って連勝する必要があります。
それを実現させるために活用すべきテクニックは、以下の3つです。

 

  • 穴を狙わずに確実性の高い馬を買う
  • 少しでも自信のないレースは避ける
  • 勝ち逃げをする金額を決めておく

 

順番に詳しく解説します。

 

穴を狙わずに確実性の高い馬を買う

複勝のオッズは低いため、つい3着以内に絡みそうな穴馬を狙おうという気持ちになってしまいがちです。
単発の複勝で勝負する場合はそういった買い方をしてもいいのですが、複勝転がしを狙う場合は、1回の回収率よりも、連勝数を優先しましょう。

 

たとえ1.1倍の配当だとしても、10,000円を賭ければ1,000円の利益は出せます。
先ほどのシミュレーションでもわかるように、複勝転がしは連勝が続けば続くほど雪だるま式に利益が膨れていくので、欲を出さずに勝ち続けることを重視したほうが稼ぎやすいのです。

 

少しでも自信のないレースは避ける

レースによっては大半の馬の実力が競っていたり、どの馬が強いのか判断する材料に乏しかったりします。
こういったレースの場合、いくら複勝でも的中させることは容易ではありません。
複勝転がしは、配当に関わらずとにかく勝ち続けることが大事なので、勝つ自信のないレースはパスしましょう

 

その日のレース全体が荒れ模様になっていたり、急に天候が変わったりした場合も、その日のレースに賭けるのは、避けたほうがいいでしょう。
複勝転がしのメリットは、1週間・2週間と時間をかけて継続できることなので、テッパンのレースを見つけることも、攻略法を生かすためのポイントです。

 

勝ち逃げをする金額を決めておく

複勝転がしは、出口のない攻略法です。
20連勝を目指すのも、50連勝を目指すのも自分自身の判断で決めて構いません。
連勝が伸びれば伸びるほど、稼げる金額も増えます。
しかし、このあとの注意点の項目でもご紹介するとおり、1度でも負ければ、利益をすべて失うことが、複勝転がしの欠点です。

 

そのため、勝ち逃げする金額や、連勝数の目安をあらかじめ決めておきましょう。
勝ち逃げを決める具体的なタイミングの一例をリストアップしました。

 

  • 目標額(1万円、5万円など)に到達したタイミング
  • 目標の連勝(5連勝、10連勝など)に到達したタイミング
  • 1日のレースが終わるタイミング
  • 複勝転がしに2回、あるいは3回失敗したタイミング

 

複勝転がしを成功させるためには、出口戦略を立てることが大切です。
1度利益を確定させて、もう1度最初から複勝転がしをやり直すといった戦略もあります。
いっぺんに稼ぎすぎようとせず、手堅く利益を得ることが、複勝転がしの基本と考えましょう。

 

複勝転がしの3つのメリット

続いて、複勝転がしを利用する3つのメリットを見てみましょう。

 

  • 配当が少ない複勝でも長期的なハイリターンを見込める
  • 負けたとしても赤字になるのは最初の投資額だけ
  • 少ない資金でも競馬を1日中、あるいは数週間楽しめる

 

それぞれを詳しくチェックしてみましょう。

 

配当が少ない複勝でも長期的なハイリターンを見込める

複勝といえば、配当が少ない賭け方です。
圧倒的な実力を誇る馬や、人気馬の場合、複勝のオッズは1.0倍~1.1倍程度と極めて低くなるケースも見て取れます。
そのため、当たりやすいことがわかっていても、あえて複勝買いを避けている人も多いでしょう。

 

しかし、配当が少ない複勝だとしても、複勝転がしを成功させれば長期的に見てハイリターンを確保できます。
連勝が続いて5万円を賭けられるようになれば、1.1倍でも利益は5,000円ですし、1.2倍なら1レースで1万円を確保できるのです。

 

負けたとしても赤字になるのは最初の投資額だけ

たとえ連勝の途中で負けてしまったとしても、赤字になるのは最初の投資額だけです。
先ほどのシミュレーションで使った表を、途中までもう1度ご紹介します。

 

レース数

配当

賭け金

払戻金

合計の収益

1

1.5倍

1,000円

1,500円

500円

2

1.5倍

1,500円

2,250円

1,250円

3

1.5倍

2,250円

3,375円

2,375円

4

1.5倍

3,375円

5,062円

4,062円

5

1.5倍

5,062円

7,593円

6,593円

 

5レース目の賭け金は5,062円で、ここで負けてしまった場合は賭け金の5,062円をすべて失ってしまいます。
しかし、これはここまでに当て続けてきた配当金なので、全額が自腹というわけではありません。
赤字になるのは1レース目に使った1,000円だけなので、大きなダメージは受けずに済むのです。

 

少ない資金でも競馬を1日中、あるいは数週間楽しめる

1レース目から複勝転がしを利用すれば、少ない資金でも競馬を1日中楽しめます。
競馬はひとつの会場で1日12レースが行われることが普通です。
6連勝して利益を確定させ、その後に5連勝し、最後に負けてしまった場合の収支を計算してみましょう。

 

レース数

配当

賭け金

払戻金

合計の収益

1

1.5倍

1,000円

1,500円

500円

2

1.5倍

1,500円

2,250円

1,250円

3

1.5倍

2,250円

3,375円

2,375円

4

1.5倍

3,375円

5,062円

4,062円

5

1.5倍

5,062円

7,593円

6,593円

6

1.5倍

7,593円

11,389円

10,389円

 

6連勝で10,389円の利益を出せました。

 

レース数

配当

賭け金

払戻金

合計の収益

1

1.5倍

1,000円

1,500円

500円

2

1.5倍

1,500円

2,250円

1,250円

3

1.5倍

2,250円

3,375円

2,375円

4

1.5倍

3,375円

5,062円

4,062円

5

1.5倍

5,062円

7,593円

6,593円

6

1.5倍

7,593円

0円

-1,000円

 

今回は1,000円の赤字ですが、先ほど10,389円の利益を出しているので、12レーストータルの収支は+9,389円です。
財布から出したお金は2,000円で、1レースから12レースまでたっぷり楽しめただけでなく、大きな黒字を出して1日のレースを終えられました。

 

また、複勝転がしは、次の日や来週、再来週へと繰り越せる攻略法です。
その日の儲けが目標額に届かなかったとしても、資金を翌日以降のレースにスライドさせられます。
そのため、焦って難易度の高いレースにお金をつぎ込む必要がなく、的中率の高いレースを吟味できることもメリットです。

 

複勝転がしを試す前に知っておくべき3つの注意点

複勝転がしにはたくさんのメリットがありますが、一方で、以下の注意点があることも知っておきましょう。

 

  • 多額の利益を出すまでに時間がかかる
  • 1度でも負けた瞬間にすべての勝利金を失ってしまう
  • 連勝が続くほどプレッシャーがかかりやすい

 

こちらも順番に解説します。

 

多額の利益を出すまでに時間がかかる

単勝なら2~3倍のオッズが付くような実力のある馬でも、複勝に賭けるとオッズは1.1~1.5倍前後にまで下がることが普通です。
どんなレースでも、本命馬の複勝オッズは1倍台に落ち着くことが一般的なので、多額の利益を出すまでに、時間がかかりやすいことはデメリットです。

 

その一方で、予想自体はレースごとに行う必要があるため、どうしても労力はかかります。
馬連や三連複、3連単といった買い方と比べれば予想の難易度が低く、予想にかかる時間が短くて済みますが、時間と手間がかかるわりに、配当が少ないことには注意しましょう。

 

1度でも負けた瞬間にすべての勝利金を失ってしまう

複勝転がしで最大の欠点となるのが、1度でも負けてしまうと、その瞬間にすべての勝利金を失ってしまうことです。
それまでに10万円の利益が出ていたとしても、10万円を賭けたレースで負ければ10万円を一瞬で失い、なおかつ1レース目に賭けた資金が赤字になってしまいます。

 

これを避けるためには、前述したように「出口戦略」を設けるといいでしょう。
目標とする金額を決めておき、それに到達した段階で利益を確定させるのです。
欲望のまま突き進んでしまうと、せっかくの含み益を棒に振ってしまいます。

 

連勝が続くほどプレッシャーがかかりやすい

精神的な面での注意点もあります。
負けた瞬間にすべての含み益を失うというのが複勝転がしの特徴なので、賭ける金額が大きくなるほどプレッシャーがかかりやすくなるのです。
10連勝、20連勝後に複勝転がしを続ける場合、レースが終わるまで生きた心地がしないかもしれません。

 

もっとも、そういったプレッシャーやハラハラ感を「ギャンブルの醍醐味」と思えるタイプの人ならば、むしろ複勝転がしが向いているかもしれません。
負けたとしても赤字になるのは1レース目の賭け金だけなので、開き直ったような気持ちで攻略法を生かしてみるといいでしょう。

 

複勝転がしのアレンジ法「金丸法」とは

複勝転がしのアレンジ法として「金丸法」という攻略法があります。
複勝転がしの場合は「初回のレースに勝つこと」が攻略法を発動させる前提条件ですが、金丸法の場合はこの逆で、1~2レース目で負けてしまった場合に赤字を帳消しにできるという攻略法です。

 

金丸法の使い方を、簡単に解説しましょう。

 

  • 1レース目で複勝に1,000円を賭ける
  • 負けた場合は2レース目で複勝に3,000円を賭ける
  • それでも負けた場合は3レース目で複勝に9,000円を賭ける

 

ただし、複勝転がしとは違い、一定以上のオッズでなければ利益を出せません。
こちらも、攻略法を成功させるための条件を表にまとめました。

 

レース数

最低オッズ

賭け金

累計賭け金

勝った場合の利益

1

1.1倍

1,000円

1,000円

100円

2

1.4倍

3,000円

4,000円

200円

3

1.5倍

9,000円

13,000円

500円

 

たとえば3レース目までに合計13,000円を費やしていても、3レース目でオッズ1.5倍の複勝を当てると、13,500円の払い戻しを受け取れます。
結果として500円の黒字が出るため、過去2回の負けを帳消しにできました。

 

しかし、3レース目のオッズが1.5倍に届かない場合は黒字にできません。
たとえば1.4倍だった場合、9,000円を賭けると、払戻金は12,600円です。
ここまでの累計賭け金は13,000円なので、400円の赤字が出てしまいます。

 

複勝転がしの1レース目で負けてしまった場合は、金丸法に切り替えて逆襲を狙ってもいいでしょう。
ただし、複勝転がしのようにオッズが何倍でもいいわけではないため、賭けるレースを厳選しなければならないことには注意すべきです。

 

複勝転がしは配当2倍のオンラインカジノでも活用できる

複勝転がしは、配当2倍のオンラインカジノのゲームにも応用できます
たとえばバカラは二者択一のゲームで、プレイヤーに賭けた場合の配当は、2倍です。

 

画像引用:アロハシャーク公式サイト

 

このまま配当金の2ドルを次のゲームにも賭け、そこで勝ったら4ドルを賭け…というように繰り返します。
この賭け方は「パーレー法」とも呼ばれる攻略法です。

 

競馬の複勝とは違い、配当が2倍に固定されることがメリットといえるでしょう。
勝てば資金を倍々に増やせますし、勝率も50%のまま揺るぎません。
短時間でより多くの利益を得たい場合は、競馬とあわせて、オンラインカジノもプレイしてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

複勝転がしとは、競馬の複勝を使った攻略法です
複勝の配当金を次のレースの複勝にも賭け続けるだけで、連勝すれば配当金がどんどん上昇します。
勝率が高い馬が走るレースだけに限定して賭けられることも、単勝転がしのメリットです。

 

複勝転がしと同じような攻略法を試したいという場合は、オンラインカジノで活用できるパーレー法を試しましょう
バカラやルーレットといった勝率50%のゲームで有効なパーレー法は、配当を2倍にし続けられる攻略法なので、複勝転がし以上に素早く資金を増やすことも可能です。