ギャンブルの基本用語「オッズ」とは?オッズや計算方法、注意点を解説

ギャンブルをする人なら、「オッズ」という言葉を、どこかで一度は見たり、聞いたりした覚えがあるはずです。
オッズは何が人気なのかを示す数値であり、配当金の目安を知るために活用することもできます。

 

普段は当たり前のように眺めているオッズですが、いくつもの種類があることを知らないという方や、オッズの計算方法がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、オンラインカジノのスポーツベットでも使われるオッズについて、注意点も交えながら詳しく解説します。

 

オッズとは何か

 

競馬や競艇などの公営ギャンブルでお金を賭ける際に、どんな人でも気にする数値がオッズです。
まずはオッズとはどういったものなのか、概要や性質をご紹介します。

 

オッズは何が人気なのかを示す数値

オッズとは、何が人気なのかを示す数値であり、多くの金額が賭けられるほど低く、賭けられている金額が少ないほど高くなるという性質をもっています。
たとえば競馬の場合、重賞を何度も勝っている実績のある馬のオッズは低くなりますが、何度走っても3着にすら入賞できないような馬のオッズは、高くなることが普通です。

 

すべての馬への予想に対して同じ配当を支払っていると、強い馬への人気が集中した場合に、運営元は当選者に払い戻すお金がなくなってしまいます。
これを調整するために設けられているのがオッズで、強くて人気のある馬のオッズを引き下げることによって、配当として支出する総額をコントロールしているのです。

 

オッズはお金を賭けるときに確認できる

オッズのあるギャンブルの場合は、ギャンブルが開催される現地の競馬場や競輪場、投票券売り場、オンラインなど、さまざまな方法で、お金を賭ける前にオッズを確認できます。
たとえばJRAでは、公式ホームページ上でオッズの公表をリアルタイムで実施していて、これを参考にしながら、賭ける馬を決めることが可能です。

 

画像引用:JRA公式サイト

 

2021年4月25日に行われた「サンスポ賞フローラS」の最終オッズは、上の画面のとおりです。
1番人気は3.3倍で、もっとも人気のない馬は4番のレッジャードロの、163.3倍でした。

 

オッズを見れば、どの馬が世間一般から勝つと思われているのかが一目瞭然ですから、初心者の場合は、まずオッズの低い馬を軸に予想を立てるといいでしょう。
反対にオッズの高い馬はあまり期待されておらず、勝てる確率は低いですが、もし勝ったときに受け取れる配当金が大きくなりますから、高配当狙いの方は、オッズの高い馬を予想に組み込むことがオススメです。

 

オッズは賭け方によっても変わる

同じ馬が上位に来ると予想したとしても、賭け方によってオッズは変わります。
先ほどのサンスポ賞フローラSのオッズを見てみましょう。

 

画像引用:JRA公式サイト

 

これを見ると、単勝よりも複勝のほうが、オッズが低いことがわかります。
単勝と複勝の違いは、以下のとおりです。

 

  • 単勝:予想した馬が1着になると当たりで、それ以外ははずれ
  • 複勝:予想した馬が3着以内に入ると当たりで、それ以外ははずれ

 

単勝は1着でなければ当たりになりませんが、複勝は1~3着のうちどれかに入れば、当たりになります。
単勝と比べて的中する確率が高いため、同じ馬を選んだとしても、配当が低くなりやすいのです。

 

さまざまなギャンブルでのオッズ

オッズの仕組みはどのギャンブルも同じですが、ギャンブルの中身次第で、賭け方は大きく異なります。
競馬競艇ブックメーカーという3つのギャンブルから、それぞれのオッズ事情を見ていきましょう。

 

競馬のオッズ

とくにオッズの種類が多いギャンブルが、競馬です。
1着になる馬を予想する「単勝から、1~3着の着順を完全に一致させる3連単まで、好きな賭け方を自由に選ぶことができます。
とくに高配当を期待できるのは3連単です。

 

画像引用:JRA公式サイト

 

サンスポ賞フローラSでは、3連単でもっとも人気の高い3-8-9という着順の予想でも、52.7倍のオッズが付いています。
圧倒的な人気馬が走らないレースの場合、オッズが100倍以上になることもザラで、1,000倍以上の高額なオッズを示す組み合わせが的中することも珍しくありません。

 

競艇のオッズ

競艇の場合はレースに参加する選手が6人に限定されているため、賭けかたが少なく、競馬と比べるとオッズが低い傾向にあります。

 

画像引用:BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

 

1~3着の着順を完璧に当てなければならない3連単でも、もっとも低いオッズは1-3-5の組み合わせの6.9倍を示しています。
競艇の場合は内側を走れるインコースが強いという鉄則があり、インコースを走れる1~3枠の選手のオッズが下がりやすいことが特徴です。

 

ブックメーカーのオッズ

ブックメーカー(スポーツベット)の場合は、試合結果だけでなく、試合経過を予想することができるため、賭けかたの種類が多く、オッズもバラバラです。
ウィリアムヒルで賭けられる、読売ジャイアンツ対ヤクルトスワローズを例にとって見てみましょう。

 

画像引用:ウィリアムヒル公式サイト

 

どちらが勝つかを予想する「勝利チームの予想」では、巨人が2.05倍、ヤクルトが1.70倍になっています。
ヤクルトのオッズが低い理由は、4回裏を終了してヤクルトが6-5でリードしているからです。

 

そのほかにもさまざまな項目がありますが、たとえば「5イニングでランがあるか?」という項目は、5回の表裏に1点以上をとるチームがあるかないかを予想する項目になります。
現在のオッズを見ると、「いいえ」が1.73倍、「はい」が2.00倍なので、5回の表裏がどちらも0点で終わると予想している人が多いことがわかります。

 

 

オッズの種類と計算方法

日本人が普段見慣れているオッズは「デシマル」と呼ばれる形式ですが、それ以外にもいくつかの種類があります。
スポーツベットを楽しむ場合に登場することがあるオッズなので、特殊な形のオッズが出たとしても混乱しないように、それぞれのオッズの特徴と計算方法を知っておきましょう。

 

デシマル

画像引用:ウィリアムヒル公式サイト

 

日本人がもっとも見慣れているオッズが「デシマル」で、競馬や競艇などでも、必ずといっていいほどこの形式が採用されています。
計算方法は、以下のとおりです。

 

  • 賭け金+利益((倍率-1)×賭け金)

 

たとえば「Kaysar Ⅱ」の勝利21.00倍に10ドルを賭けて、これが的中した場合は、賭け金の21.00倍となる210ドルを受け取れるというシンプルな計算法です。

 

フラクショナル

画像引用:ウィリアムヒル公式サイト

 

イギリスでごく一般的なオッズの表記法となるのが「フラクショナル」で、分数のような形でオッズが表示されることが特徴です。
計算方法は、以下のようになります。

 

  • 賭け金+利益(オッズ×賭け金)

 

割り算によってオッズを導き出すことができ、先ほどと同じ「Kaysar Ⅱ」の勝利に10ドルを賭けて的中した場合は、賭け金に対して、20倍の200ドルが配当として払い戻されます。

 

アメリカン

画像引用:ウィリアムヒル公式サイト

 

アメリカで一般的なオッズの表記法が「アメリカンで、+表示される「ポジティブ」と、-表示される「ネガティブ」の2種類にわかれます。
それぞれの計算方法は、以下のとおりです。

 

  • ポジティブ:賭け金+利益(オッズ×1)
  • ネガティブ:賭け金(オッズ)+利益(賭け金)

 

アメリカンの特徴は「100ドルあたりの当選金」が表示されることです。
たとえば「Kaysar Ⅱ」勝利のオッズは+2,200ですが、これは100ドルを賭けた場合の配当なので、1ドルを賭けたときの配当は、1/10の220ドルになります。

 

オッズの注意点

ギャンブルを楽しむ人のなかには、結果を詳しく予想・分析するのが面倒で、オッズだけを頼りに何に賭けるか決めるという人もいるかもしれません。
しかし、極端なほどオッズに左右された賭け方をするのは、非常に危険です。
この項目では、オッズを生かしながらギャンブルをする際の注意点を4つご紹介します。

 

オッズが低いから勝ちやすいわけではない

オッズが低いと「みんなが買っているなら勝率が高いはずだ」と勘違いしてしまいますが、オッズは勝ちやすさを示しているわけではありません。
あくまでも何が人気で、何が不人気なのかを判断するための材料がオッズなので、必ずしもオッズの低さに勝ちやすさが比例するわけではない、ということを理解しておきましょう。
競馬には人気先行型の馬もいますし、サッカーや野球は人気チームほどオッズが下がりやすいので、オッズだけで結果を予想するのは避けるべきです。

 

オッズは常に変動する

オッズは投票開始から締め切りまで常に変動するので、賭けたタイミングと締め切りのタイミングで、オッズが大きく変化することがあります。

 

たとえば競馬の場合、投票締め切りの前日に5倍のオッズを付けている実力派の馬がいて、割高でお得に感じで大金を投じたとしましょう。
その馬に投票が集まるにつれてオッズは段々下がっていくので、投票が締め切られる頃には5倍だったオッズが2倍にまで下がってしまうことがあります。

 

こういったケースでは、1,000円を5,000円にするつもりで投票したのに、的中したとしても、終わってみれば配当は2,000円にしかなりません。
反対に「オッズが低くて勝ちやすそう」という理由で買ったのに、投票締め切り時点では1番人気から5番人気に落ちてしまうこともあるので、注意が必要です。

 

オッズが低すぎる場合はリスクが高い

競馬で歴史的名馬が現れた場合や、サッカーの強豪チームが下位チームと対戦するといった場合は、オッズが極端に低くなる場合があります。
実際に2005年に行われた競馬の第66回菊花賞では、三冠を狙っていたディープインパクトが単勝オッズ1.0倍を付けるという出来事も起こりました。

 

結果的にディープインパクトは1着で勝ちましたが、単勝でディープインパクトに賭けていた人に待っていたのは単勝1.0倍、事実上の払い戻しという結果です。
もしもこのレースでディープインパクトが2着以下なら賭け金はパアだったので、単勝を買った人はリターンが一切ないものに賭けていたことになります。
低すぎるオッズに乗って賭けてしまうと、ハイリスクローリターン、最悪の場合はハイリスクノーリターンという結果に終わるので、オッズが低すぎる場合は注意しましょう。

 

オッズに振り回された賭け方は危険

スポーツベットを例にとると、33試合で4回しか負けていないレアル・マドリードと、33試合で4回しか勝っていないエイバルが対戦する場合、レアル・マドリードが勝つ可能性が極めて高いことは明らかです。
しかし、レアル・マドリードのオッズが低いと「こんなオッズに賭けてもしょうがない」と感じてしまい、つい穴を狙ってしまうという方は多くいます。

 

「引き分けのオッズは5倍だから狙い目かもしれない」「ひょっとしたら引き分けくらいならできるかも」と、オッズありきで予想を立ててしまうのは、危険ですから注意しましょう
冷静な分析をせず、欲に負けた賭けかたをすると、勝率の低いベットばかり繰り返してしまい、資金を一気に失ってしまうことがあります。

 

まとめ

オッズは何が人気で何が不人気なのかを示す数値で、オッズが低いからといって、必ずしも勝ちやすいとは限りません。
日本で頻繁に使われるのは「1.5倍」のようにオッズを表示する「デシマル」という形式ですが、そのほかにも「フラクショナル」や「アメリカン」などの形式もあり、スポーツベットをする際に見かけることがあります。

 

オッズはギャンブルの結果を的中させるための指標にもなりますが、オッズに振り回された賭け方をするのは危険なので、オッズありきの賭け方は避けましょう。

 

ウィリアムヒルなどのオンラインカジノでは、リアルタイムのオッズを見ながら世界中のスポーツに賭けられるので、競馬や競輪以外のオッズを使ったギャンブルも試してみたいという方にです。