マネーホイールは勝ち逃げを目指せ!ルール・賭け方・攻略法を解説
カジノのゲームとしてはあまり耳慣れない「マネーホイール」というゲームですが、ゲーム自体は皆さんご覧になったことがあるかと思います。
テレビ番組などで、何かを決めるときに、大きな円形のボードを回転させて、上部にある三角の矢印などが指したものに決めるような場面を見たことがあるのではないでしょうか。
あれこそが、マネーホイールです。
今回は、マネーホイールはどのようなゲームで、どのように遊ぶのか?そして必勝法は?など、マネーホイールの基本的な情報をご紹介します。
マネーホイールとは
カジノのゲームといえば、ブラックジャックやポーカーなどのカードゲームにルーレット、スロットマシンなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
そんなカジノにおいて、もっとも古いゲームの一つとして存在するのが、「マネーホイール」です。
マネーホイールは地域やカジノによっては呼び方が変わるゲームで、カジノによっては「ビッグシックス」や「ホール・オブ・フォーチュン」などと呼ばれるケースもあります。
ルールはシンプルで、回転しているルーレットがどこで止まるかを予想して賭けるだけです。
非常にわかりやすいゲームですので、カジノ初心者の方でも、気軽に参加できるゲームになっています。
マネーホイールの起源には諸説ありますが、古代ローマ時代に戦争に勝った戦利品を分ける場合に使われていたという説もあるほど歴史のあるゲームです。
ちなみにカジノの象徴的なゲームであるルーレットも、このマネーホイールが原型ともいわれています。
こういった長い歴史をもつマネーホイールは、ルールが非常にわかりやすく、初心者でも気軽に楽しめるゲームのため、カジノの入り口付近に設置して、客寄せに利用しているカジノも少なくありません。
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マネーホイールのルール
マネーホイールは、大きなルーレットが54個のスポットにわかれており、参加者は、どのスポットで停止するかを予想するだけのシンプルなゲームです。
スポットの数は多くのカジノで54個ですが、イギリスやオーストラリアのカジノなどでは、52分割のマネーホイールも存在します。
一般的な分類でいくと、54分割のマネーホイールを「北米式」、52分割のマネーホイールを「イギリス式」といいます。
スポットにはカラーや数字が書き込まれており、この色や数字に賭ける形になります。
マネーホイールのゲームの流れ
ゲームに参加する人は、まず、どこに止まるかを予想してベットします。
ベットするのは1か所には限られておらず、複数か所にベットしてもOKです。
全員のベットが出そろうと、ディーラーがホイールを回転させます。
あとはこのホイールが止まるのを待つだけです。
ホイールは縦型で、一番上の位置に皮革やフェルトでできている「クラッパー」と呼ばれるベロが設置されています。
ホイールの各スポットの境目には金属製のポールが設置されており、ベロがこのポールにぶつかることで徐々に回転は弱まり、最終的にベロがどこかのスポットに停止します。
このベロとポールがぶつかるたびに出る音を楽しむという楽しみ方も。
この音は、最初は短い間隔で鳴り、徐々に間隔が広くなり、やがて止まります。
音の間隔が広くなっていくに従い、徐々に緊張感や期待感が高まるゲームです。
マネーホイールの賭け方
マネーホイールの賭け方は、どのスポットに止まるかを予想してそのスポットに賭けるだけなので、難しいことは一切ありません。
まずはスポットについて解説します。
基本の賭け方
スポットの内容に関しては、カジノごとに若干の違いはありますが、おおむね同じような設定になっています。
スポットに書いてある数字は「1、2、5、10、20、40(50の場合も)」の6種類で、小さい数字ほど多く配置されています。
また、40ではなく50を採用している場合、「Jack Pot」と書かれているケースもあります。
基本的にはどの数字のスポットに止まるかを予想してベットし、当たった場合数字と同じ倍率で払い戻しを受けることになります。
的中した場合はベットしたチップも戻ってきますので、「賭けた数字+1倍」のチップが払い戻されることになります。
ANY HIGHT
ベットの方法として、「ANY HIGHT」という賭け方があります。
これは1と2を除いた5以上のスポットすべてにベットする方法で、スポットの数は合計14か所になります(カジノによっては13か所の場合もあり)。
ANYHIGHTの配当は一律3倍(ベットしたチップも帰ってくるので実質4倍)となっています。
的中率は14/54ですから、約26%となります。
Against 1
Against 1は、「1以外のすべてのスポット」に賭ける賭け方です。
対象スポット数は29か所(カジノによっては28か所の場合もあり)。
もっとも的中確率(約58%)の高いベット方法ですが、配当はもっとも少ない1.5倍となっています。
Against 1は的中確率と配当のバランスを考えると、あまりおすすめできる賭け方ではありません。
「1」に賭けた場合は、的中率約44%で配当2倍、Against 1は約58%で配当1.5倍ですから、的中率と配当のバランスを考えて賭けるようにしましょう。
カラースポット
スポットには数字以外に色分けもされており、多くの場合は、6色が均等に配置されています。
ベットする場合はこの色にベットすることも可能で、色が的中した場合は、一律5倍の払い戻しを受けることができます。
すべてのスポットに色が配置されているカジノもありますし、一部色なしのスポットが配置されているカジノも。
色なしを採用しているカジノの場合、色なしのスポットに停止した場合はプレイヤーの負け。
カラースポットに賭けたチップは、すべて没収となるケースがほとんどです。
マルチプライヤーについて
マルチプライヤー(MULTI PLIER)は、賭けたチップが次ゲームに自動的に持ち越されるスポットです。
また、マルチプライヤーで行われる次ゲームは、2~7倍にベット数が増えるので、出現率は低いものの、大きなチャンスとなるでしょう。
マルチプライヤーはすべてのマネーホイールに搭載されているわけではなく、搭載されていない場合もあります。
マルチプライヤーは出現確率が1/54と非常に稀ですが、マルチプライヤーの設定が7倍で、次のゲームで40倍にベットし的中すれば、7×40で280倍という配当を手にすることも可能です。
基本的に大きく勝つのが難しいマネーホイールで、唯一大勝が狙える瞬間といってもいいでしょう。
マネーホイールのスポット数と配当まとめ
ここでは北米式(54分割)のマネーホイールの、一般的なスポットの割り振りをご紹介します。
簡単にいえば、倍率の低いスポットほど多く、倍率の高いスポットは少なくなっています。
なお、イギリス式のマネーホイールの多くは、カジノゲームとしては珍しく、高配当にベットしたほうが、期待値が高くなるゲームとです。
数字 |
配置数(54分割の場合) |
払い戻し |
---|---|---|
1 |
24か所 |
2倍 |
2 |
15か所 |
3倍 |
5 |
7か所 |
6倍 |
10 |
4か所 |
11倍 |
20 |
2か所 |
21倍 |
40 |
1か所 |
41倍 |
MULTI PLIER |
1か所 |
次ゲームに持ち越し |
ANY HIGHT |
14か所 |
3倍 |
Against 1 |
29か所 |
1.5倍 |
カラースポット |
|
5倍 |
「40」と表記したスポットは、カジノによって「50」になったり、「Jack Pot」になったりしますので、カジノによって払い戻しも変わります。
また、マルチプライヤーもカジノによって採用していない場合があったり、代わりに「Joker」やそのカジノのロゴのスポットが入っていたりするケースもあります。
マネーホイールは北米式やイギリス式、カジノによってハウスルールがある場合がありますので、ここでご紹介したのは一般的な例として考え、詳しいルールはカジノごとに確認するようにしてください。
ハウスルールがあるとはいえ、マネーホイールは基本的にシンプルなゲームになりますので、あまり構えずに楽しむのが一番です。
マネーホイールの勝ち方・攻略法
マネーホイールというゲームは、ハウスエッジ(控除率)の高いゲームとして知られています。
ハウスエッジが高いということは、プレイヤーが勝ちにくく、カジノが勝ちやすいゲームということです。
ちなみにハウスエッジでいえば、もっとも当たりやすいであろう「1」のスポットに賭けても、10%を超えます。
ほかのカジノゲームよりもかなり高いハウスエッジですので、十分注意して遊びましょう。
では、マネーホイールに必勝法はないのでしょうか?
マネーホイールは完全に運任せのゲームですので、知識やテクニック、駆け引きがまったく通用しません。
つまり初心者もベテランも同じ条件で賭けるゲームですので、必勝法があるとすれば、賭け金を操作する方法しかないでしょう。
しかし、ハウスエッジが高いということは、試行回数が増えるほど負ける確率は上がりますので、試行回数を増やす方法は適していません。
そこで考えられるのは「ココモ法」などで、1勝負で一気にプラスにできる方法を試すしかないでしょう。
ココモ法
ココモ法とは、最初の2回は定額で勝負をし、3回目以降はそれまでマイナスであれば、前回と前々回の賭け金を足した金額をベットする方法です。
仮に1回目、2回目に1ドルずつ賭けて負けていた場合、3回目の勝負は2ドル、3回目も負けたら4回目は3ドルを賭ける方法です。
ココモ法の特徴は、一度の勝利でそれまでの負け額をプラスにできる可能性があることですが、基本的に3倍の配当を狙う必要があります。
マネーホイールで使用する場合、1へのベットやAgainst1では効果が見込めませんのでご注意ください。
2か所に同額ベットをする
また、必勝法ではありませんが、勝率を上げる方法はあります。
これは2か所に賭ける場合の方法であり、堅実に勝ちを狙う方法と、当たったときの大きさを狙う方法があります。
堅実に遊ぶのであれば、「1」と「2」の2か所に同額ベットをする方法です。
「1」で的中すれば差し引きゼロ、「2」で的中すればベットした金額分勝つことになります。
仮に10ドルずつ賭けた場合、1で当たれば20ドルの配当、2で当たれば30ドルの配当になります。
単純計算した的中率は、約72%です。
配当を狙うのであれば、「2」と「5」に同額賭ける方法があります。
この場合、2で当たればベット額分の勝利、5で的中すればベット額の4倍の配当を手にすることができます。
この場合の的中率は約41%と半分以下になりますが、当たった場合のリターンは大きい勝負方法になります。
イギリス式のほうがおすすめ
マネーホイールには北米式とイギリス式があると書きましたが、ハウスエッジという観点で見ると、イギリス式のほうが若干低くなります。
ランドカジノの場合、多くのカジノは北米式ですが、オンラインカジノの場合、イギリス式も設置している場合があります。
北米式とイギリス式の両方が設置されている場合、価値を目指すのであればイギリス式のほうが、若干ハウスエッジが低いので、イギリス式のほうがおすすめです。
まとめ
マネーホイールは、気軽に遊べる、テクニックや駆け引きが使えないということもあり、ハウスエッジの高い、負ける確率の高いゲームです。
カジノで遊ぶ場合、マネーホイールを中心に遊ぶというより、ほかのゲームで遊んでいる中、気晴らし程度にちょっと遊ぶのがちょうどいいゲームといえるでしょう。
ランドカジノのマネーホイールを利用するケースにはいくつかありますが、勝負に熱くなりすぎた頭をいったん冷やす目的でちょっと利用したり、カジノに慣れていない方は、カジノの雰囲気にのまれてしまったときに、落ち着かせるために利用したりするといいでしょう。