パチンコには「ちょいパチ」というカテゴリーがあります。
ちょいパチは、約30~40回転に1回というペースで大当たりが出るパチンコで、最初から確変のような状態で遊べることが特徴です。
しかしあまりメジャーではなく、最近ではパチンコ店で見かけることはほとんどありません。
ちょいパチにはどのような特徴やメリットがあり、なぜ伸び悩んでしまったのでしょうか。
オススメの機種をいくつかピックアップした上で、ちょいパチに関するさまざまな情報をお伝えします。
また、コツコツ当てたい人にぴったりのオンラインカジノの魅力もまとめて、詳しく解説しましょう。
ちょいパチの特徴とメリット
まずは、ちょいパチにはどんな特徴とメリットがあるのかを整理しておきましょう。
当たりやすく、さまざまな演出を見られる
ちょいパチの特徴は、なんといっても当たりやすいことです。
30~40回転に1回というペースで当たりが出る機種が大半を占めているため、確率論上はわずか数十分程度遊んでいれば、一度は当たりを出せる可能性が高いことがわかりますよね。
プレイヤーとしては、当たる回数が多いほどうれしい気分になれますし、さまざまな演出を見ることもできます。
ミドルスペックなど一般的なパチンコではなかなか当たりが出ずにイライラしてしまうという人でも、ちょいパチなら、満足できる結果を生み出しやすいのです。
短時間でも勝てる可能性が高い
パチンコをする人のなかには、仕事や家庭の都合などで、あまり長い時間プレイできないという人がいます。
「仕事帰りの数十分だけ」「夕飯を作るまでの数時間だけ」などの縛りがある人の場合、出玉が少なく連チャンしやすいようなパチンコ台では遊びにくいわけです。
そんな人でも気軽に遊べるのが、ちょいパチのよさといえます。
ちょいパチは当たりやすい代わりに出玉が少なく、あっという間にゲームが進むことが特徴です。
時間をあまり気にせずに遊べることも、ちょいパチのメリットといえるでしょう。
原作のファンを取り込みやすい
このあとご紹介しますが、ちょいパチには有名な映画やアイドル、ドラマなどから派生した機種が多くラインナップされています。
こういったコラボは、ちょいパチ以外のパチンコでも盛んにおこなわれますが、ご存じのようにミドルスペックの機種などは、そう簡単に当たりが出るものではありません。
原作のファンは、大当たりの画面を含む演出が見たくてパチンコ店に足を運ぶことが多く、当たりにくいパチンコ台には、あまり魅力を感じないのです。
メーカーとしては、「初心者だけど大当たりの演出が見たい」という原作ファンを多く取り込みたいという思惑があるのではないでしょうか。
ちょいパチはなぜ伸び悩んだのか
前述したようなメリットがあるちょいパチですが、残念ながら、お世辞にも流行っているとはいえません。
伸び悩んでいることは事実で、コアなファンでなければ、ちょいパチというジャンルが存在すること自体を知らないという人が多いでしょう。
ちょいパチがなぜ伸び悩んだのか、その理由を解説します。
出玉の数が少ない
そもそも、パチンコを楽しんでいる大半の人は、何を目的に遊んでいるのでしょうか。
演出を楽しめるに越したことはありませんが、やはり第一目標は、稼ぐことですよね。
儲けるためには出玉の数を増やすことが大切で、多くの人が1万発以上の当たり「万発」を目指します。
ところがちょいパチは高確率で当たるパチンコ台なので、1度の当たりに数千発を出していては、採算がとれません。
大半のちょいパチが、1度の当たりの出玉を200発程度に抑えているため、稼ぎにくさを実感したプレイヤーが、ちょいパチを敬遠するようになりました。
プロから「勝てる台」を狙われやすい
ちょいパチは定期的に大当たりを連発させる仕様なので、スランプと呼べるような時期がほとんどありません。
プロは釘の甘さなどを加味しながら台を選ぶため、経験値に長けたプロが圧倒的に有利な状況が生まれます。
これも、ちょいパチが衰退している理由のひとつです。
パチンコ店がこれに対抗するためには、釘を厳しくして当たりの確率を下げるしかありません。
しかしそれでは元々の「当たりやすさ」「爽快感」が失われます。
結果として、お店側が望んでいた新規客の足が遠のき、ちょいパチの導入自体を思いとどまるお店が増えたのです。
「甘デジ」と競合してしまった
ちょいパチとよく似たジャンルに「甘デジ」があります。
甘デジで大当たりが出る確率は1/99程度になる場合が多く、ちょいパチの2倍以上も当たりにくい設定ですが、それでもミドルスペックと比べると、3倍以上も当たりやすいジャンルです。
甘デジも出玉の数は少ないのですが、最大800発以上を出す機種が一般的であり、ちょいパチと比べるとはるかに魅力的といえます。
この甘デジと競合し、比較され、不利な立場になってしまったことも、ちょいパチが伸び悩んだ原因といえるでしょう。