競馬で絶対に負けないための攻略法を探している人は、多くいます。
しかしギャンブルに絶対はなく、1レース単位の結果を確実に当てる方法は「全頭買い」以外に存在しません。
しかし中長期的に見れば、理論的には絶対に負けない攻略法としてご紹介できるものが1つだけあり、それが「追い上げ」です。
追い上げという攻略法を使えば、どれだけ連敗が続いたとしても、最終的には必ず黒字を出して終われます。
今回は、そんな追い上げの使い方やメリットをご紹介するとともに、注意点についても取り上げて、追い上げに関する情報を一挙に公開しましょう。
追い上げとは何か
「追い上げ」とは、競馬で負けてしまった場合に次回以降のレースへの賭けを続けることで、それまでに失ったお金をいっぺんに取り戻せる攻略法です。
簡単にいえば、前回失った2倍のお金を賭け続けることによって、どこかのタイミングで1度でも勝てば、赤字を帳消しにできるという特徴があります。
追い上げに成功すると理論上は絶対に負けない
何連敗したとしても、最後の1回で勝てばそれまでの負けがチャラになり、若干の利益まで出せるという攻略法なので、理論上は決して負けることのない戦略です。
注意点については後述しますが、仮に連敗したとしても追い上げを続けられる資金を持っているのなら、試す価値のある攻略法といえます。
追い上げを使えるオッズは2.0倍前後
追い上げを効果的に活用できるオッズは2.0倍前後です。
これよりも少ないオッズでは、いざ当たったときに過去の負けを回収できません。
反対にオッズが高ければ利益を出しやすくなりますが、一般論としてはその分勝率が下がるため、連敗が続いて攻略法を成功させられない可能性が高まります。
追い上げの結果をシミュレーション
それでは、実際に追い上げをシミュレーションしてみましょう。
まずは追い上げの原則をご紹介します。
- 1レース目に任意の金額を賭ける
- 1レース目で負けた場合、前回の2倍の金額を賭ける
- それでも負けた場合、前回の2倍の金額を賭け続ける
- 1度でも勝てば攻略法成功で、1に戻る
とてもシンプルな内容ということがわかるはずです。
実在するレースで追い上げを試してみましょう。
画像引用:JRA公式サイト
1番人気の14番エニシノウタ2.3倍に1,000円を賭けます。
画像引用:JRA公式サイト
結果は3着ではずれてしまいました。
次回は、2.0倍以上の馬に、2倍の2,000円を賭けます。
画像引用:JRA公式サイト
8枠9番カレンルシェルブルが2.3倍なので、これに2,000円を賭けます。
画像引用:JRA公式サイト
これが的中し、払戻金は2.3倍×2,000円で4,600円です。
ここまでに使った合計金額は3,000円なので、差し引き1,600円の黒字が生まれました。
追い上げを効率よく進めるための方法
追い上げは、最初に参加したレースで負けてしまったときに、その負けをなかったことにするために使える便利な攻略法です。
追い上げを活用する場合は、以下の3点を意識すると効率よく進められますよ。
- 確実性の高いレースを選ぶ
- あえてスルーするレースを増やす
- 損切りするラインを決めておく
それぞれを詳しく解説しましょう。
確実性の高いレースを選ぶ
追い上げはどこかのタイミングで1度勝てば成功させられる攻略法ですが、裏を返せば勝つまでは一生終わらない攻略法でもあります。
また、オッズが2.0倍以上のレースを選びさえすれば当たった瞬間に必ず黒字が出ますから、無理な大勝を狙わずに、確実性の高いレースを選びましょう。
あえてスルーするレースを増やす
あくまでも一般論ですが、競馬のオッズは低ければ低いほど「その馬への期待値が高い=強い馬」と考えられるため、賭けた場合に的中しやすくなります。
しかし、実力が伯仲した馬同士が走るレースの場合、以下のようなオッズが出ることも珍しくありません。
画像引用:JRA公式サイト
このように、本命不在のレースの場合、比較的オッズの低い馬に賭けたとしても、的中させられる確率はあまり高くありません。
こういったレースは追い上げには向いていないと判断してスルーし、より条件のいい馬が出走するレースまで、辛抱強く待ちましょう。
損切りするラインを決めておく
追い上げは、仮に10連敗しても100連敗しても、最後に1度だけ勝てばそれまでの負けをチャラにできる攻略法であるとお伝えしました。
それは紛れもない事実ですが、負け続けた場合は賭け金がどんどん積み重なってしまい、攻略法が破綻する可能性があります。
そのため、どれくらい連敗したら追い上げが失敗したと判断し、損切りをして撤退するのかをあらかじめ決めておきましょう。
損切りラインは5,000円、10,000円、50,000円など、各自の判断で決めて構いません。
失っても致命的なダメージにならない範囲内で、損切りラインを決めることが重要です。