日本のカジノ誘致についてですが、IR法案が成立し、2020年台の半ばまでにカジノをオープンさせることを目標に話が進んでいましたが、2024年現在も実際の開設日については決まっておらず、カジノオープンの目途は立っていない状況です。
そんな中ですが、2018年に成立したIR整備法（実施法）では、国内カジノをオープンした際には、国内居住者に対して6,000円の入場料を徴収することや、入場回数を制限することが取り決められました。
- 日本カジノの入場料と入場規制について
- 日本カジノに入場規制が必要な理由について
- 海外カジノの入場料と入場規制について
目次
日本と世界各国のカジノ入場料・入場規制一覧
| 国 | 対象者 | 年齢 | 入場料 | 入場規制 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 自国民 国内在住外国人 |
20歳以上 | 6,000円 | 3回/週 10回/4週 |
| 外国人観光客 | 無料 | なし | ||
| シンガポール | 自国民 国内在住外国人 |
21歳以上 | 7,000～8,000円 | なし |
| 外国人観光客 | 21歳以上 | 無料 | なし | |
| 中国 | 全員 | 21歳以上 | 無料 | なし |
| アメリカ | 全員 | 21歳以上 | 無料 | なし |
| 韓国 | 自国民 国内在住外国人 |
19歳以上 | 無料 | 15回/月 |
| 外国人観光客 | 19歳以上 | なし | ||
| オーストラリア | 全員 | 18歳以上 | 無料 | なし |
まずは、日本カジノで予定されている入場料・入場規制と海外カジノの入場料・入場規制を比較してみました。
基本的に日本カジノは海外カジノの成功例を参考に仕組みが作られており、各国の良い点を取り入れながら慎重に議論が進められています。
日本カジノで入場規制が必要な理由
- ギャンブル依存症の対策のため
- 日本は公営ギャンブルが多く依存症の割合が大きい
- ギャンブル依存症は社会問題として早急な対応が必要
日本はそもそも競馬や競輪、パチンコなどで公営ギャンブルが可能なギャンブル大国として知られており、すでにギャンブル依存症となり治療が必要な方も多く存在します。そのため、国としてカジノ事業を進めるためには、ギャンブル依存症に対する対策は必須となります。
入場制限をかけることである程度の抑止力は伴うため、カジノで遊びすぎてギャンブル依存症の方が増えてしまうというリスクを最小限に抑えることができると考えられており、マイナンバーカードや顔認証を用いて厳重に管理される予定となっています。
日本カジノの入場料・入場規制詳細
- 入場料は1回6,000円（日本国民・日本在住の外国人）
- 入場制限は3回/週、10回/4週まで
- 入場回数はマイナンバーカードと顔認証で管理
- 海外からの観光客は入場料無料
- 海外からの観光客はパスポート提示が必要
日本カジノの入場料は、カジノ誘致に成功しているシンガポールの7,000～8,000円を参考に設定されていると思われます。ただ、入場料を設定することで自国民の利用頻度が減って期待する経済効果を見込めないのではないか？という反対意見もあるようですが、この点は治安との関係性も懸念されながら慎重に決定していくことになりそうです。
また、ギャンブル依存症の予防のために自国民には入場制限もかけられています。入場回数はマイナンバーカードと顔認証で厳重に管理される予定です。
海外からの観光客に関しては、パスポートの提示で身分がはっきりしていれば入場料無料・入場制限なしでカジノを楽しんでもらうことができるようになりそうです。
海外カジノの入場規制
日本では入場料の徴収や入場回数の制限などの入場規制が取り決められていますが、海外のカジノでは、入場規制についてどのようなルールが定められているのでしょうか？
ここでは、主な海外カジノの入場規制についていくつかご紹介します。
シンガポール
日本のカジノがお手本にしているシンガポールでは、21歳以上のシンガポール国籍の人に対して、入場料を1回あたり7,000〜8,000円徴収しています。
また、入退場にはどちらもパスポートチェックが行われ、不正があった場合は、10,000シンガポールドル（約80万円）の罰金が発生します。
子供の入場は保護者同伴でも認められておらず、できるだけ青少年への影響を排除するよう努められています。
マカオ（香港）
マカオにあるカジノは、自国民の入場料は無料で、21歳以上であれば自由にカジノに入場できます。
ただし、年齢制限に対しては非常に厳しい罰則が設けられており、年齢を偽って入場した際には、香港政府に対して1,000〜10,000パタカ（約14,000〜140,000円）、カジノに対して10,000〜500,000パタカ（約14,000〜6,700,000円）の罰金支払いが命じられます。
ラスベガス（アメリカ）
ラスベガスのカジノもマカオと同様に21歳以上なら入場可能で、入場料は無料となっています。年齢制限に対する罰則も厳しく定められており、子供の入場は保護者同伴であっても認められていません。
また、子供をホテルに置いて大人だけでカジノで遊ぶことは、法律違反として罰せられます。そのため、ホテルにはベビーシッターなどの子供の世話をしてくれるサービスが常駐しているところが多くあります。
韓国
韓国のカジノは、基本的に自国民の利用は禁止されており、外国人観光客のみが利用できる場となっています。
入場規制としては、19歳以上の年齢制限が定められており、入場の際には、パスポートの提示が求められます。
また、自国民が入場できる唯一のカジノである「カンウォンランド」では、ギャンブル依存症対策として、月に15回までの入場回数制限が定められています。
ケアンズ（オーストラリア）
ケアンズのカジノの年齢制限は18歳以上で、入場料は無料となっており、パスポートの提示による年齢確認が行われます。
また、ドレスコードを採用しているカジノが多く、男性は襟付きのシャツと長ズボン、女性はワンピースとかかとがある靴での入場が推奨されています。
カジノで遊びたいならオンラインカジノもおすすめ！
日本でのカジノオープンは現在目途が立っておらず、IR法案が可決されたとはいえ実際に日本国内でカジノを楽しむことができるのはまだ先の話になりそうです。ランドカジノで遊ぶことができるラスベガスやマカオなどに訪れた際に楽しむのもいいですが、カジノ合法国に滞在しているのであればオンラインカジノもおすすめです。
オンラインカジノでは、ランドカジノで提供されているスロットやトランプゲーム、本場さながらの雰囲気が味わえるライブカジノなどで遊ぶことができ、実際にリアルマネーを賭けて換金することも可能です。ただし、日本国内からオンラインカジノにアクセスして賭博行為をすることは禁止されていますので、その点は注意が必要となります。
オンラインカジノをこれから始めたいという方には、初心者サポートや日本語対応がしっかりされており、プレイヤー数も多いベラジョンカジノがおすすめです！
